『イメカラ内分泌・代謝』詳細 体の恒常性を保つしくみ

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内分泌・代謝で何を勉強するのかな?

内分泌・代謝とは,体内で物質をやりとりし,それを変換して体内の恒常性を保つためのしくみです.

最初の章では,内分泌についての基本的なしくみについて学びます.次いで,それらを構成する臓器について学びます.
 内分泌とは,人体を構成する細胞どうしの情報伝達のしくみの一つで,内分泌細胞と標的細胞の間で

 
  • ホルモン

という物質を介していることが特徴です.<4>

内分泌のシステムを担う臓器は

 
  • 視床下部-下垂体系甲状腺副甲状腺副腎性腺

など,多岐にわたります.そして例えば副腎皮質ホルモンを分泌するときのように(右図),それぞれの内分泌システム同士もつながっています.<34>
 また,ホルモンそのものにも色々な種類があり,それらが合成・分泌される過程についても紹介し,これらにおけるホルモンの働きを紹介します.

理解を深める疾患編(内分泌疾患)では,内分泌の異常で生じる主な症状や疾患について紹介します.各々の内分泌のしくみの異常で,様々な病気が起こります.例えば甲状腺のホルモンの作用が過剰になる,または欠乏する異常には

 
  • 甲状腺機能亢進症/甲状腺機能低下症

などがあります.<132>

代謝の章では,代謝の役割,つまり

 
  • 全身の様々な場所でおこなわれる物質の化学変化

について説明します.さらに,

 
  • 体内の物質の移動や古いものを新しく作り変える様子

などもみていきましょう.特に,この章では人間の身体の構成要素として重要な

 
  • 糖質脂質蛋白質など

をはじめとする物質の代謝について解説します. <170>

理解を深める疾患編(代謝・栄養疾患)では,代謝異常で生じる病気を扱います.特に,耳にすることも多い

 
  • 糖尿病脂質異常症など<204>

をはじめとした生活習慣病や

 
  • メタボリックシンドローム

とよばれる概念などについて解説しています.
 正常の構造・機能と比較してどのような変化が生じると病気になるのかを見ていくことで,解剖生理を復習できるようになっています.

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