神経系は
ためのネットワークです.
複雑な神経系のはたらきを解きほぐすために,まず神経系の全体像をシンプルに把握しましょう.
『イメカラ脳・神経』の冒頭では,まず神経系を構成する
続いて,神経系を細胞レベルで解説します.
の構造や情報が伝わるしくみ,そして
中盤では,神経系の各部位の構造と機能を中枢神経,末梢神経の順に見ていきます.
そして,神経系を縦に貫く,情報の通り道である
神経系の全貌が見渡せたら,続いては神経系の環境を維持する構造について解説します.神経系を保護し,はたらきを維持する構造である髄膜や脳脊髄液,脳へ血液を供給する血管について解説します.
後半では,実際の診療に関わる診察や検査について解説します.特に
は多くのページを用いて解説しています.
最後に,神経系の主要な症候や疾患について解説します.
など,遭遇する頻度の高い疾患や,神経系の理解を深めるうえで重要な疾患について,病態や症状,検査所見などを解説します.
神経系は,『循環器』『呼吸器』『腎臓』『消化管』『肝・胆・膵』などでみた全身の各臓器が適切にはたらくよう,指令を送ります.また,『内分泌・代謝』『血液』『免疫』などでみた,全身が相互に連携してはたらくためのシステムの調整も行います.まさに,全身の総司令塔というべき存在です.
『イメカラ』では,全身の各部位の相互のつながりを理解するために,シリーズの他巻を参照するとより分かりやすいところには参照マークを付けています.